Multiple Spirits

2025-07-30

🌕月に奔る💫始まります!

Multiple Spirits(マルスピ)は、オンライン・レクチャー&勉強会の新たなプラットフォーム「月に奔(はし)る」を初めます💫

🐍詳細は近日公開予定🐍

2018年の活動開始以来、マルスピはZINE『Multiple Spirits』(vol.1〜vol.4、別冊)を刊行するとともに、雑誌メディアの調査、展覧会の企画、共同制作など多様な活動を展開してきました。ZINEや展覧会の制作にあたって重ねてきたリサーチの過程を開いて共有したいという思いから、オンラインプラットフォーム「月に奔る」を立ち上げます。

「月に奔る」は、マルスピの多岐に渡る関心を軸に据えつつ、持続可能な知識の共有の場所を目指します。オンラインレクチャーの開催だけではなく、クィア・フェミニストの芸術実践に資する用語集(glossary)としても機能していくことを目指しています。

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「月に奔る」は、私たちにとっても初めての取り組みです。模索しながら、有機的な出会いや気づき、直感を手がかりに少しずつ形にしていければと考えています。2018年にマルスピを始めた当初は、「フェミニズムはアートではない」「なぜクィアのことをわざわざ扱うのか」といった嘲笑混じりの声を多方面から耳にすることがありました。それは、身近な人からも多く寄せられるものでした。

私たちが重視してきたのは、誰かの「意味がない」という判断に応えるのではなく、私たち自身が必要としているものを探ることでした。そして、同じように言説を必要としている人と出会い共に生きていくために、マルスピという場を考えてきました。私たち二人が日本で学んでいたとき、日本の大学教育において、ジェンダー問題やインターセクショナルな視点から理論や芸術実践を学ぶ機会はほとんどありませんでした。また、都市部とそれ以外の地域における環境や言説の違い、「どこで何を語ることができるのか」という問題は、依然として大きな問題を生み出し続けているように思います。こうした懸念は、私たちが教える立場となった現在でも、現役の美術専攻の大学生から相談として寄せられています。私たちは一人では闘っていくことはできません。このような状況も鑑みて、社会に対する批評的な視点を培い、様々な芸術実践の在り方を試行するための、より開かれた学びの場としての「月が奔る」を目指しています。

🐍国際交流とネットワーキングの推進を目指して🐍

私たちは、日本語圏におけるフェミニズムやクィア理論、美術批評の言説をさらに充実させるとともに、まずは東アジアという枠組みを基盤とした国際交流やネットワーキングの形成も目指します。これまで多くのフェミニズムやクィア理論の言説が西欧的な視点に偏ってきた現状を超え、新たな言説や実践の手がかりを模索し、水平的かつ国を超えたネットワークを構築していきたいと思っています。まずは日本語に限定される形でのプラットフォームとして始まりますが、言語的により拡張されたプラットフォームを作っていくことを長期的に展望しています。

助成:一般財団法人おおさか創造千島財団